【醸造所】ベンツエル伯爵家醸造所は、バーデン=ヴュルテンベルク州北部の大都市ハイルブロンから南に10キロのヴュルテンベルクワイン産地ショーザッハー村に既に1396年には記録されている歴史あるベンツエル伯爵家醸造所。15ヘクタール余りの自社葡萄畑に シュペートブルグンダー、リースリングなど12種類の葡萄を栽培。70%は赤ワインを、30%白ワインを醸造する。現在の当主はキリアン・グラフ・フォン・ベンツェル・ストゥルムフェルダー 醸造責任者はホルガー・マッツ。
【葡萄畑】このワインの単一葡萄畑はショーザッハ・ローターベルク。
ライン川の支流ネッカー川の影響により水分の補給と斜面の水はけのよさの両方の利点を得ることができるうえ川の太陽の反射による気温の調節が特徴である。石英混じりの粘土石灰質土壌が中心的土壌で 赤葡萄栽培に適している。
【醸造と味わい】 レーンベルガー葡萄は南ドイツ、特にヴュルテンベルクでの栽培が多い。ベリーの香り、程よいタンニン、厚みのある酒質、穏やかな樽熟香が心地よいふくよかなボディの赤ワイン。酸味もほどよく凝縮感があり色は濃い。GGは、グローセスゲヴェックスの略。グローセスゲヴェックスはVDP(ドイツ優良ワイン生産者協会)が提唱する上級の辛口ワインの新たな格付け。地域指定の伝統的な単一畑で、シュペートレーゼ相当の糖度以上の地域指定の葡萄からの醸造による。