【産地概要】ヘシッシェベルクシュトラーセ(Hessisch Bergstrasse)は「ドイツの春の園」と称される。ライン河畔の温暖で小規模の葡萄生産
地域。フランクフルトの南東に位置する。3月に、山の斜面は白い花でいっぱいなる。まず、アーモンドと桃が、そして桜と続く。古代ローマ時代には、オーデンヴアルト山系の西側山麓に沿って約60kmの街道(今のタリレムシュタットからヴイースロツホにかけて)が走っており、当時ストラータ・モンターナ山の街と名づけられ、重要な交易路であった。ブドウ畑のある山々の項上にはあちこちに古城が見られ、景観に趣を添える。これらは、この地域にかつて勢力を張った領主が、この通商路を支配する為に設けたものである。このストラータ・モンターナがこの土地にベルクシュトラーセ(山の道)の名を与えたのである。
【醸造所】100年以上の歴史ある葡萄生産者協同組合では組合所有の畑に醸造や、
栽培の専門家を多数擁し、厳しい基準で栽培農家を指導、し発酵、貯蔵、瓶詰などを
一 括管理し、合理的で質の良いワインを生産している。
【ワイン】リースリング葡萄の適度な酸と深みのある味わい。果実の風味が豊かで,キレの良い辛口。ワインの瓶内二次醗酵による製法で泡立ちはきめ細かい。