【醸造所】 1590年には既にこの地にワインを作っていたという先祖の記録があり、現在の醸造所10代目のトーマス・ローゼンが父から醸造を任される自社葡萄畑は、 モーゼル河流域の急斜面が多い中流地域地方にあり、モーゼル地方ではかなり広い30haあまりに及ぶ。彼はバーデンの国営醸造所で醸造の経験を積んで、自社を継ぐ。オーストリアのルドルフ・シュタイナー氏が提唱したビオディナミ農法を導入、 肥料は、有機堆肥。リースリングとシュペートブルグンダーを中心に栽培。全てのワインを単一畑からの葡萄で醸造するという贅沢なつくり。
【土壌】モーゼル地方独特のシーファースレート。昼に太陽によって温められた土壌が、夜間も保温を持続する。ワインにとっては、ミネラル分をたっぷり含む水はけのよい斜面が多い。
【ワイン】果実の甘みある、清らかな酸味、そして低アルコール度の味わいのワイン。凝縮感としっかりした味わいを表現してい。る完熟したリースリングの果実味とモーゼル地方独特の酸味が調和した洗練された優雅な味わいの甘口。アウスレーゼのヴォリュームを持ちながら、パイナップルや、トロピカルフルーツの香りと爽やかな風味を併せ持つ。2012年度ウィーンインターナショナル・ワインチャレンジにて金賞受賞。